弦が11本あって、それぞれ端っこに1弦が一本づつ。中央に向かって2弦、3弦となる。中心が最低音のE線だ。
左右対称なので「シンメトリック・ギター」とでも名付けましょうか。
エレクトリックギターとかスチール弦のアコースティックギターでもいいんだけど、やはり楽曲を奏でる独奏楽器を想定して、ここはクラシックスタイルのガットギターにしてみた。冗談で、グラフィックソフトを使って写真編集してみたんだけれども、これはこれでなかなか実用的ではないかと思う。ちょっとこの楽器の特徴を記載してみることにする。
- 右利きの人、左利きの人、どちらもこのギターを使うことができる。
- ギターを弾ける人は、特別な技量を習得する必要はない。
- 11本あるので、共鳴弦としての役割をはたすので音に厚みが出る。
- 旋律を弾く場合、2本の弦を同時に弾くことによりユニゾン奏法が可能。トレモロ演奏も味がある演奏になる。
- 簡単なコードフォームであれば、6本以上の弦を使って和音を出すことが可能。
- 市販のナイロン弦を使用することができる。もちろん全数張り替える時は2セット必要であって、第6弦が1本だけ余るんだけどね。
実は、すでに11弦ギターというのが存在しているけれども、これはリュートの古い楽曲を演奏するために作られたもので、少し小型で全体に高い音程になっているので一般のギターとは別物と考えたほうがいい。
この「シンメトリック・11弦ギター」は、通常のギターとまったく同じ技量で同じ弾き方ができる。ちょっと練習をすれば、多彩な奏法も可能なのだから、これはギターの歴史を変える画期的なアイデアではなかろうか・・・。いかがだろう。