2010/11/06

The Beatles 1967-1970

ザ・ビートルズ本職サラリーマンなもんで、ちょこっと仕事で名古屋へ出張。昼飯食うのに地下街を歩いているとレコード店・・・とはいわないか、CD店というのかな、よく分からないけど、とにかくCDを売ってる店で目についたのが「The Beatles」

昔に買ったレコード(針を落として聴くやつ)も持ってるのだけれども、なんとなく買ってしまった。青版とかいうらしい「1967-1970」。

20年か30年かぶりに聴いてみた。あらためて、ビートルズはヘタだね。20世紀最大のポップミュージシャンであることは完璧に認めるし、ジョン・レノンもポール・マッカートニーも飛び抜けた才能を持っているし歌唱力も絶品。でも、案外と楽曲として奏でるのはへタッチだということは語られないね、なぜか。
当時の録音技術のせいもあるのだろうけど、録音を手がけた技術者もなんか素人っぽい。
有名どころの曲で言えば、たとえば『ヘイ・ジュード』。ドラムのフィルインはモッチャリしてて「一生懸命やったんだね えらいね」というくらいのレベルだし、スネアの音もタムの音もペタペタという感じの音で薄っぺらい。そして、ベースはジョージ・ハリスンが弾いているらしい。これは、ちょっとギターを弾けるようになった中学生が「お前いっぺんベース弾いてみいや」というわけで無理やりベースを弾かされた・・・というくらいの技量。いや、ジョージは意識してメチャ単純にボーン・ボーンと弾いているのかな。ギターの音も、そう、なんであんなギャンギャンと鳴るんだろう。もっと、スッキリ透明感のある音が出なけりゃボツでしょう。
とかなんとか、あれこれなんだけれども、こんな録音で超大ヒットしたんだな。

追記1:「人間が楽器を弾いている」というのが伝わってくるので、実はこんな録音がわりと好きだったりするんですね。
追記2:ビートルズはヘタだということは、Webではずいぶんと語られてるね。ちょっと安心した。


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