2010/01/23

Google日本語入力

Google日本語入力

27~28年ほど前だと思うが、80万円近くするパソコンを買ってワードプロセッサーとして文章を書いていた。「かな漢字の辞書」は5インチのフロッピーディスクに入っているので変換するたびにディスクドライブがカッチャンと音がする。当時はドットプリンターしかなかったので、連続用紙にジー・ジー・ギー・ギーと音を立てながらギザギザの文字を印刷したものだった。

時代は変わり、ジャストシステムの一太郎に付属しているATOKという日本語変換ソフトを使うようになった。これは逸品であり、日本語入力はこのソフトで決まりであって未来永劫これを超えるものはありえないと思っていた。いや、今でも日本語変換ソフトはATOKが最高なのかもしれないのだけれど。
とはいえ、マイクロソフトがワードやエクセルなどを統合したOffice製品に日本語変換のソフト(MS-IME)を組み込んだためにATOKの知名度は極端に低くなった。商売上の政策やかけひきなど裏話も表話も盛りだくさんだろうが、ともかくOffice製品がシェアを伸ばし勝利している。

そんな中、2009年の12月、Googleがやって来た。Google日本語入力の謳い文句はこうだ。
Google 日本語入力は、変換の煩わしさを感じさせない思いどおりの日本語入力を提供します。
豊富な語彙
Web で使われている膨大な用語をカバーしています。
優れたサジェスト
数文字入力するだけで候補を表示します。
すべての環境で
メールやチャット、オフィスソフトなど、いつでもどこでも利用できます。Windows と Mac に対応しています。
とある。
また、ある雑誌には、Google日本語入力は、Web上のデータを元にしており、そのサジェスト機能は今までのIMEでは考えられないほど膨大である、専門職の学者などからは「近年で最高のフリーソフト」だと絶賛されている、とも。
サジェスト(suggest)とは「明示する」「示唆する」という意味であり、この場合は予測する・・・つまり予測変換・・・ということになる。
Google社では勤務中の20%の時間を自分の好きな研究に使って良いというルールがあるのをご存知の方もおられると思う。
Google日本語入力は、この「20%プロジェクト」で開発が開始されたそうだ。プロジェクトの中心は二人の日本人技術者で、若い頃から大規模な日本語の情報処理に長けていた人物である。

ともあれ、無料であるとうことで早速インストールして使ってみた。この文章もGoogle日本語入力を使っている。
私の名前を「もりて」まで入力するとフルネームが漢字で出てきた。私の名前は読みづらく、漢字で書いてあるとほとんどの人が・・・いや、すべての人が正しく呼んでくれないのだけれども3文字のかな入力で私の氏名が出現するのには驚いた。私の務めている会社、私の作ったグラフィクソソフトの名称など、ほぼ数文字で候補に揚がる。レスポンスはすこぶる良い。いったいどんな仕組になっているのだろうかと、私のようなボンクラ中年男が考えても分かるはずもない。
マイクロソフトのMS-IMEは、一旦誤変換をしてしまうと、いつまでたっても誤変換が続くことがあった(私の操作が未熟なせいもあるかもしれないが)。
私の本職はサラリーマンであり、商売上の語句を使うことが多い。 注文番号のことを「注番」と略して表記するのが通常であったり「納期」「納入」とかという単語などは頻繁に使う。MS-IMEではなぜか、単語登録していても一発で出てこない。入力済の前文を解析して語句を選んでいる便利機能がマイクロソフト得意(?)の「おせっかい」として影響しているのかもしれない。
このしつこい誤変換はGoogle日本語入では無かった(私の数日間の経験の中で)。

Google日本語入力は、日本語の情報処理や日本語入力ソフトを研究していた日本人が作ったものである。私たちにとっては突然現れたソフトだけれども、前段階で十分な経験やノウハウが蓄積された上での作品なんだね。
「Google日本語入力はATOKやMS-IMEを超えるか?」という記事があったが・・・うん、そうだね。超えてるんじゃないですかね。



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