2015/07/23

K.Country 糸巻きペグを交換した

中学生の時、親に買ってもらったギター、高校生の時夏休みのアルバイトで買ったギター、ゴミ箱から拾ってきたギター、質屋で買ったギター。
そして、今も使っているのが就職してから買ったギターで、36~37年くらい前に入手したやつ。7万円。神戸の弦楽器専門店で買った。

高校卒で初任給が3万円。就職して数年後、おそらく給料が5万円ほどの頃だったろうから、7万円のギターというのは私にとっては とんでもなく高級品。ギブソンとかマーチンとかは憧れではあったが、そんな超高級ブランドには手が出ない。
というか、憧れではあっても、そんなにこだわる方ではない。裏板の材質がどうの、表面の響板の材質がどうの、というのもあまり興味がないし、知識もない。

もうすぐ62歳になる。あの頃、どういう基準でギター選んだのか(買ったのか)よく分からんが、派手じゃなく、ネック・指板がしっかりしてたらそれでよし、としたのだと思う。
何だかんだと薀蓄を並べてみても、ギターの音なんて安物も超高級品もそんなに変わりはしない。新しい弦を張って、適当な演奏技量があれば皆同じではなかろうか。

さて、その神戸の弦楽器専門店で買ったギターは K.Country とヘッドに表記されている。東海楽器製だ。このブランドは、今も(一部で?)人気があるようだが、人気がどうのというのにも、また、あまり興味がない。繰り返すが、ネックと指板がしっかりしていたらそれでよし。よほど質の悪いギターでない限り適度にいい音が出る。

弦楽器というくらいだから、音を出す原動力は弦だ。弦の質は大事である。ギターの本体よりも弦の良し悪しで音質が左右されるだろうが、市場に出回っている弦は総て高品質である。
高品質であっても長く使っていると手垢やサビなどがついてモッコリとして響かない音になってしまうけどね。このモッコリ音は、どんな高級ギターでもカバーできない。

そんなこんなで、40歳を過ぎたころから、ポンコツ・サラリーマンで大した仕事もできないくせして忙しい毎日が続き、ほとんどギターを弾くことはなかった。
60歳を過ぎ、念願の定年退職。死ぬまで好きなことをして暮らしたい・・・・と、ワガママな性格は努力せずとも発揮できる。ボケ防止にもなるかもと適当にポロリンポロリンとやっておる。ワガママだけではなくグータラでもあるので、それこそ適当だがね。

K.Country ギターのヘッド(裏側)
K.Country ヘッド部分(付け替える前) 
そんなある日、ふと、何を思ったか糸巻きペグ(マシンヘッド)を変えてみようという気になった。コダワリのないはずの私ではあるが ちょっと見栄えが気になった。
もともと私の K.Country の糸巻きペグは それほど立派なものではなかった上に、メッキが剥がれてきて、何かしら貧弱に見えてきた。見栄えを気にしている自分がまったく似つかわしくなくて恥ずかしいという側面もあったりするのだけれども、早速、インターネットで糸巻きペグを入手した。

頑丈で適度なトルクは必須。とはいえ、アマゾンの写真だけでは分かるはずもない。グローバーのタイプなら間違いなかろう・・・ただし本家グローバーは高い・・・安物の自転車が変えるほどの値段だし。いろいろ迷ったあげく GOTOH(日本製)を調達(これも安くはないけどね)。
アマゾンで買った GOTOH のマシンヘッド
アマゾンで買った GOTOH の糸巻きペグ
早速、付け替えた。
付け替える前は「ピカピカになって高級感漂う状態になるー!」と、ウキウキしていたが、たしかにピカピカになったものの「こんなものか」ぐらいで、予想した「嬉しさ」は、さほどでもなかった。頑丈で適度なトルク ・・・ これは当たり前で、もともと付いていた糸巻きペグと、さほど変わり映えはしなかったりしてね。
それでもまあ、少々士気は上がったので、気合を入れて「ボケ防止の六十の手習い」として再出発することにしよう ・・・ もともとボケているので、ボケても気づかないってか ・・・ そうかもしれん。


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