2010/07/17

テレビは50年間、3原色でした

シャープのディスプレイ 色表現の技術なかなか大胆でインパクトのあるコマーシャルを流すS社である。


ほんの少し「色」について知識のある方なら、あれっと思うのであって、批判もしたくなるでしょう。現にネット上では「4原色という表現は違うだろう」との反論があちこちで書かれたりしている。
おそらく、企業としては少々の批判を受けるのは覚悟の上で、テレビCMに踏み切ったのだろうね。「テレビは50年間3原色でした。学校で習った、3原色の原理です。けれど、それは全ての色じゃなかった。4原色で、テレビが変わる」という、やりすぎギリギリのナレーションは企業競争に勝つためですな。

ただ「3原色は間違いで4原色だったのです」いう意味合いののことを、超有名女優が言うもんだから、それをそのまま科学的原理の修正として信じてしまう人がいるんだろうなと思うと少し心配になる。
RGBがもともと光の3原色で、Y(イエロー)を追加して4原色という無理やり表現になっている。一方では、紙などに印刷する場合はCMY+Kという色の要素もあるので、よけいにワケの分からない状態にしつつあるようでもある。

最後に、いくらなんでも、これはオカシイよ、というのをひとつ挙げておくことにしよう。
RGBでの表示とRGB+Yでの表示が、どの様に違うか。RGB+Yのほうが美しいのですよというのを、載せているWebページがあった。
2枚の画像(写真)を左右にならべて 「この違いを見よ!RGB+Yのほうが美しいだろう!」というわけ。金色に輝くサックスの写真だ。
これは変。何のこっちゃ。
私が、見ているディスプレはRGBなのにRGB+Yは美しいだろうとうったえられてもねえ。RGB+Yで描画している写真をRGBのディスプレイで見ても美しいのなら、そもそも私にはRGB+Yのディスプレは必要ない。



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